絵本の「ぎゅっ」に合わせてお子様を「ぎゅっ」としてあげていると、
自分からこの絵本を持ってきてくれるようになったそうです。
この絵本を読んでもらうと、大好きなお母様が
スキンシップをしてくださることが分かっているんですね!
本日は、子どもになったつもりでお母様に読み聞かせをさせていただきました。
絵本を読んでもらうということは、声から「温もり」を、
眼差しから「優しさ」を、空間と時間を共にすることから「安心感」を、
それらを含めて「愛情」が伝わるのではないかと思います。
「私にも読んで」といわんばかりに絵本を持ってお母様のお膝に
座るお子様もいらっしゃり、その姿がとても愛らしかったです。
絵本の読み方についてもお伝えいたしました。
声色を変えたり、ドラマチックに演出する必要はありません。
ただ大好きなお母様がいつものお声で読んでくださることで
安心して絵本の世界に入っていくことができるのです。
ついしてしまいがちなのですが…
・質問をしない
・説明をしない
・繰り返しを拒まない
・あきらめない
・義務にしない
がポイントだそうです。
私たちが本を読んだり、映画を観る際にこれをされたら嫌ですものね。
年齢、性別、ジャンル別におすすめの絵本をご紹介した後は
実際にたくさん手に取っていただき、
絵本の世界を旅していただきました。
最後はお母様方に「今日」という絵本をお読み致しました。
ニュージーランドの作者不明の詩がもとになった絵本です。
子どもに関わるすべての人に「大丈夫だよ。」とエールを送ってくれる絵本です。
いつもお子様の為に絵本を読んでいらっしゃるお母様方、
たまにはご自分の為に絵本をお手にとってみてくださいね。
藤本 晴子