2020年11月2日月曜日

絵本のとびら

本日のマミールームは、
保護者向けプログラム「絵本のとびら」でした。

たくさんの絵本が皆様をお出迎えです。
親子ティータイムの時にお気に入りの絵本をご紹介していただきました。

色彩がとても美しく、心が温まる内容のとび出す絵本や、

お父様が大人になってから大好きになった絵本など…
図書館や書店に置かれているだけでは手に取らない絵本でも、
それぞれの絵本に対する思いをお聞きすると心がほっこり、
手にとって読みたくなりますね。

本日は小さなお子様が多かったので、生後7ヶ頃のファーストブックから
1~2歳児におすすめの生活絵本の選び方についてお話させていただきました。

男の子におすすめの絵本をご紹介していたら、
「これぼくの好きな絵本なんだよ!」と教えに来てくれました。
「はい、どうぞ。」

もう少し大きくなったら昔話絵本も読んであげてくださいね。
ドキドキ、ハラハラちょっぴり怖い思いもするかもしれませんが、
側に大好きなお父様、お母様がついていてくださるので大丈夫です。
人の心は快と不快、安心と不安と対になる感情をいったりきたり
する中で育つと言われております。
安心感に包まれた中でいろんな感情を体験させてあげたいですね。
ご紹介した絵本を実際に手に取って見ていただきながら、
その後も絵本談義で盛り上がりました。
親子で思う存分絵本が楽しめる施設をご紹介頂いたり、
お父様、お母様が記憶に残る絵本を教えていただいたりしました。

その中であるお母様が
「大人になってからの方が絵本を読んで心にぐっとくるものがあります。」
とおっしゃったのがとても印象的でした。
児童精神科医の佐々木正美先生は、著書の中で絵本を読み聞かせする意味に
ついてこのように述べられています。
~絵本を読み聞かせる最も大切な意味は、親子が一緒に絵本の世界に
「一心同体」に浸ることで、喜びや悲しみを分かち合う体験にある。~

絵本を読む保護者様の心の動きを、側で聞くお子様は
しっかり感じとって共に心を動かしていらっしゃることでしょうね。
秋の夜長に絵本の世界を親子で分かちあってみませんか?

                          藤本 晴子